以前と比べて価格も下がり、ぐっと身近になったVIO脱毛(アンダーヘア)。手が届く価格でアンダーヘアの悩みから解放されるのであればぜひやっておきたいものです。
とはいえ、デリケートゾーンと呼ばれるVIO。「VIOの脱毛ってものすごく痛そう…」というイメージは根強く、痛みへの不安から脱毛に踏み切れないという人も推いのではないでしょうか。
今回は、脱毛サロンの元店長がVIO脱毛の「痛み」について徹底解説します。
目次
VIO脱毛の痛みはどのぐらいなの?
VIO脱毛をするうえでやっぱり気になるのが「どのぐらいの痛みがあるかどうか」ではないでしょうか。ネット上の口コミを見てみると「ものすごく痛くて涙が出た…」という人もいれば「まったく痛みを感じなかった!」という人もいるようです。
これでは実際の痛みの度合いがわからず、かえって不安になってしまいますよ;ね。
実は、VIO脱毛が痛いかどうかは脱毛方法によって異なります。もちろん人によって痛みの感じ方はわかれますが、それ以上に「どのような機器を使って脱毛をするのか」によって痛みの強さが大きく変わります。
まずは脱毛方法の種類と、痛みのレベルについて解説します。
IPL脱毛の痛みレベルは?
IPL脱毛とは、脱毛したい部位に黒色(メラニン色素)に反応する特殊な光を照射することで毛根にダメージを与え、脱毛をうながす施術方法のこと。
脱毛サロンの多くは、このIPL方式の光脱毛を採用しています。
IPL脱毛の痛みレベルをあらわす表現としてよく使われているのが「輪ゴムではじかれたような痛み」というもの。
たしかにIPL脱毛の痛みの表現としては適切なのですが、脱毛する部位によって痛みの感じ方が異なるので注意が必要です。
★IPL方式で脱毛したときの痛みレベル一覧
脱毛部位 | 痛み度 | 痛みレベル |
腕・背中 | ☆ | ほとんど痛みなし |
脚・ワキ・胸・腹・ヒップ | ☆☆ | 輪ゴムで弾かれたような程度 |
Vライン・うなじ | ☆☆☆ | 脱毛初期は強めのデコピン程度 |
Iライン・Oライン | ☆☆☆☆ | 誰かに強めにつねられた程度 |
表のとおり、いわゆる「輪ゴムで弾けれたような痛み」という表現に当てはまるのは、「脚・ワキ・胸・腹・ヒップ」など、あくまで「体の比較的柔らかい皮膚の部位」。
VIO脱毛ではほかの部位と比較して痛みが強くでやすく、特にIライン・Oラインでは一瞬とはいえやや強い衝撃がはしることも覚悟しておいたほうがいいでしょう。
IPL方式でおこなうVラインの脱毛は、輪ゴムではじいた程度の痛みで済むことは少なく、強めのデコピン程度の痛みが伴うのが一般的です。
IラインやOラインの痛みはさらに強く、ほかの部位を脱毛したときよりも「痛い」と感じる人がほとんどなのではないでしょうか。
特にIラインやOラインは皮膚が薄く、普段あまり触れることがない部分。デリケートな部分だからこそ、痛みが強くでやすいのかもしれません。とはいえ、強く痛みが出やすいのは脱毛をはじめた当初だけ。
脱毛を重ねるたびに毛の量が減り、毛穴も閉じてきますので、最初のころのような強い痛みはなくなっていきます。
いずれにせよ「痛いけれど、耐えられないほどの痛みではない」と感じる人がほとんどです。強めの痛みを感じるのは最初の3回程度ですので、はじめの壁を乗り切るのが大切です。
SHR脱毛の痛みレベルは?
最近では、前述した「IPL方式」のほかに「SHR方式」と呼ばれる光脱毛法を取り入れるサロンが増え始めています。
SHR方式の特徴は、ずばり「痛みに弱い人でも施術できること」。
IPL方式の光脱毛が「毛根」に強い熱を加えて脱毛をうながすのに対し、SHR方式の光脱毛は、毛穴の奥の真皮層「バルジ領域」の毛包(毛穴)にじんわりと熱を蓄えてダメージを与えていくというものです。IPL脱毛のように肌に高温が伝わるわけではないので、照射中も痛み・熱さはほとんど感じません。
SHR方式ならI・Oライン粘膜ギリギリにも◎
ほかの部位と比べて痛みがでやすいVIO脱毛も、SHR方式で施術すればほとんど痛みを感じずに施術することができます。
また、IPL脱毛ではハイリスクと言われていたIライン・Oラインの粘膜付近の毛の脱毛もSHR方式なら脱毛OK。
他の脱毛サロンで「粘膜付近の毛は脱毛できないといわれてしまった」という人は、SHR方式のサロンに問い合わせてみると脱毛できるかもしれません。
医療レーザー脱毛の痛みレベルは?
医療クリニックでは、専用の「医療レーザー脱毛器」を使って脱毛していくのが一般的です。レーザーの強い刺激で毛根組織を直接破壊するため、光脱毛よりもスピーディーで確実に脱毛を進めていくことができるというメリットがある方法です。
医療レーザー脱毛のデメリットは、ずばり「強い痛みが伴うこと」。脱毛サロンの光脱毛の痛みをはるかに上回るレベルの痛みがあるので注意が必要です。
特にVIOはクリニックの使用している脱毛機器によっては激しい痛みが伴うことが少なくありません。
なかには、痛みに耐えられない人向けに麻酔を用意してくれているサロンもありますので、医療クリニックでの脱毛を希望するひとはカウンセリング時に相談しておくことをおすすめします。
まとめ
脱脱毛時の「痛み」について解説してみましたが、痛みの感じ方は人それぞれ。施術に耐えられないほどの痛みを感じてしまうと、通い続けるのも難しくなってしまうため、まずは体験プランを申し込み、痛みのレベルを確認しておくのが正解です。